腸閉塞入院生活 イレウス管が取れるまでの治療記録

前回は、入院までの流れの体験を記録しました。

この腹痛なんだろうとお悩みでしたら、参考になればと思い記録しました。

こちらです。

今回は、病院部屋に担ぎ込まれてから回復するまでの

体験記を記録していきます。


救急搬送からイレウス管が取れるまでの記録

入院初日。記憶があいまいになるような状態で緊急処置が完了しました。

イレウス管が入った状態で”絶飲食”は当たり前です。

なので、点滴生活になります。

救急車で運ばれた直後、緊急処置中に、イレウス管から、腸内でパンパンになってしまっていた腸液を、ある程度抜き取ってくれています。

そのため繰り返されていた腹痛もある程度収まり、それまで寝れていなかったカラダは

疲れのピークを迎え、処置中に多少の睡眠薬も投与されていることもあり、眠気に襲われます。

その際、入院までを連れ添っていた方にとっては

”このまま起きなかったらどうしよう”

と思うくらいに不安になるかもしれません。

でも、大丈夫です。

鼻から管が入って見た目がすごく大変そうに見えてしまいますが、身動きが取れない不便さはあっても、当の本人は、治療で眠くなるようになっているだけなので、そっと眠らせていてください。

腸の状態がおかしくなっているので、正常に戻るまで、熱も出て、カラダのだるさも続きます。風邪を引いてしまったときに体が休ませようとする状態にも似ているので、本来の自然治癒力も働き眠気が続きます。1日中寝ているかもしれませんが、しばらく寝かせていて大丈夫です。

見ている側からすると、鼻から管が入っていて、ほとんど寝ている状態なので、心配してしまいますが、体調不良で寝込んでいるだけだと思ってもらって大丈夫です。

イレウス管が入っている間は、腸が詰まっているので、口からモノを入れることはできません。入院になる直前まで、口から栄養を取って生きてきて、突然点滴だけの生活なると、違和感がありますが、栄養は取れています。

ただ生かされてるだけなんじゃないか・・・ という感覚は否めませんが、何か口にするよりも健康的です。

メンタル面で大変ですが、ここは我慢します。流行のデトックス効果だと思って、乗り切りましょう。


オナラが開通のシグナル

いつまでも管を通し続けるにはいかず、

2日目の昼ころ、改善が見られない場合、これ以上管を入れたままの状態にしておくわけにはいかないので、お腹を切って状態を確認するといった話し合いが始まりまりました。

2日間くらいイレウス管を入れていると、小腸内にほとんど、モノがなくなる状態なので、異常がないのなら、動き出し始めるはずだという見解です。

なので、オナラも出ないと言うことは、腸が動いていないという判断になりかねません。

このころになると、歩いても、お腹に痛みがほとんどなくなっているので、歩くことができます。もし、腸が動いている感覚がなければ(オナラもでない状態)歩いたり、ベッドでごろごろして、少しでも腸が動くようにします。

腸は運動をすることで動き出す作りなのだそうです。

何週間も入院するわけには行かない、開腹手術は後に腸閉塞の原因のひとつにもなりかねないというプレッシャーもあったかも知れませんが、2日目の夕方から、オナラがでるようになりました。

お父さんのオナラがくさいとか、(臭いのは嫌と思いますけど・・・)言ってはいけないです。おならが出ることに感謝しないといけません。まだ、健康でいてくれてるんだな・・・ と。

手術をした場合も、手術後、歩かないと、腸が動かないので、切った傷口同士がくっついてしまい、腸管がふさがってしまうそうです。それくらい、腸と運動は密接にかかわっているため、お腹を切られるよりは、切られる前に運動して、がんばっておならを出すように努力することをお勧めします。開腹はのちに別な症状を生むかもしれません。


イレウス管からの開放 入院後3~4日

おならが出始めると、お腹の張りが一掃減っていきます。

それと同時に、液状の便も出始めます。

実際に腸の張りに変化があったかレントゲン撮影を行います。

改善が見られると、本当に開通したか、腸が動いているか確かめるために造影剤検査を行います。

管が腸まで届いているため、直接造影剤を流し込み、大腸まで液が流れていくか、レントゲン投影しながら確認をします。

大腸まで流れていくことが確認ができると、イレウス管を抜き取る作業に入ります。

イレウス管抜き取り作業は、各医師の判断によって、造影検査直後のところ、1日様子を見るところ、とあるようです。
抜き取る作業は、入れるときと違って麻酔はないので、管が抜かれていく感覚をものすごく感じます。人のカラダで、鼻は敏感な箇所の1つなので、管が通る間、涙が止まりません・・・。
ただ、入れたときよりも短時間で済むため、感覚的に1分、実際は30秒くらいの間我慢すれば、抜き取られます。
イレウス管を抜き取ったその日から、少量の水分だけは取ることができるようになります。
まだ、口から栄養を取ることができないので、点滴は続きます。
そして、造影剤の影響で、オナラと思ってオナラをすると、液状のものが出てくる状態が夜通し続きます。ので、1時間単位くらいで目が覚めます。
イレウス管を取った翌日から、水分補給の上限がなくなりますが、食事はまだできません。
どうしても、すぐに退院したい場合は、イレウス管の取れた翌日から食事が始まりますが、万が一ぶり返した場合、イレウス管の再挿入になり、退院までの日数が余計にかかってしまうため、ここはあわてないことをお勧めします。
お腹にとって、最も健康的な状態は空っぽです。せっかく点滴で生活できているので、たまにはお腹を休ませてあげるのもよいです。初めての入院時、急いで退院しなければならないこともあって、水だけで生活するたった1日の期間を飛ばしてしまったために、腸が少し痛くなったことを覚えています。何もない状態でこそ、腸は回復していくのだと思います。健康に戻るためにも、回復期間を設けるのもお勧めしたいです。
空腹絶飲食状態が続いていたので、味覚、臭覚が研ぎ澄まされ、同じ病室で食事をしている人すべての香りがおいしそうに思えてしまい、メンタルがやられそうになりますが、
”食べたい”という欲求が出てきていると言うことは、回復してきているんだとポジティブに考えて、1日だけ我慢します。

イレウス管が取れたとき、絶飲が解けたとき、味覚が入院前までよりも敏感になっていました。水が甘いのです。病室がぬるま湯しか出なかったこともあって、ミネラルウォーターを飲んだのですが、とてもおいしかったことを覚えています。その一瞬で、ミネラルウォーターのファンになりました。どのミネラルウォーターも味が違うのです。買ってでも飲みたいミネラルウォーターは存在します。これが後の水生活にもつながっていきます。

 


イレウス管が取れてから、退院までは、また次に記録します。
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